各話
偉大で恐ろしい、でも──ただの人
「オズは偉大な頭だと思ってたの」と、ドロシーは言った。 「私は素敵な女性だと思っていた」と、かかしが続けた。 「私は、恐ろしい獣だと……」ブリキの木こりが声を落とした。 「オズは火の玉だと思っていた!」ライオンは叫んだ。 … 続きを読む
小さな声と、見えない尾
ライオンの声が弾んだ。「水で……あの魔女が?」 ドロシーが頷くと、彼は大きく息を吐き、ぱっと笑った。喜びが体からこぼれ出るようだった。 私はすぐに牢獄の門へ向かった。中にいた魔女――彼女を閉じ込めたことを、もう誰も責めは … 続きを読む